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2012年8月11日土曜日

都城弁-きかんたろ-

きかんたろのぼくちゃんへ
きかんたろだった皆様へ

今回は、「きかんたろ」です。

『例文』
A;「○○ちゃんは、もう産まれて何年経っけ?」
B;「もう2年経ったが。2歳。きかんたろやっど。」
A;「男んこは、そげんあっとよ。あんたんげんだんなさんも、昔はきかんたろやったがね。」
B;「あら?言われてみれば血やね。おじど。」

『単語』
きかんたろ
構成;(言う事を)”きかない”がなまった”きかん”+人を表す”たろ”
意味;言うことをきかない子、いたずらっ子、わがままな子

『全訳』

A;「○○ちゃんは、もう産まれて何年経つ?」
B;「もう2年よ。2歳。言うことを聞かないわ。」
A;「男の子は、そんなもんよ。あなたの旦那さんも、昔は不良やったがね。」
B;「あら?いわれてみると遺伝かも。怖いわ。」

『一言』
いたずらっこに愛情込めて言う言葉が、この「きかんたろ」です。
今では、すっかり、おとなしい、堅物の私ですが(?)、
小さい頃は、きかんたろだったらしいです。

「なんか静かやねーち思っせ、あんたを探してもおらんとよ。
そしたら、便所の便器にぶら下がっちょったが。」

補足すると、昔のぽっとんタイプの便所に、
興味本位でぶら下がりたかったのか、落ちたか不明ですが、
かろうじて便器につかまっていた私を母が発見したそうです。

幼くして、糞尿まみれのトラウマを一生背負うところでした。



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