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2013年1月19日土曜日

都城方言―くいまらん―

東京は、まだ雪が残ってます。都城はどうですか?

ふっと、いい方言思いつきました。

今日は、『くいまらん』です!!

【例文】
A;「庭ん草をとらんな、いかんがんねーちおもっちょっけどですよ、なかなかくいまらんがー。」
B;「じゃがねー。わかっちょっけどですよ、ゆだきがねー。」
A;「じゃかいですよ。じゃっどん、草がのびればみぐるしかいですよ、やっぱいせないかんとよな。」
B;「はは。えれこっちゃが。うちは伸ばし放題ですが。そのまんま。」

【単語】
くいまらん;原語「くいまらない」がなまったもの。
くいまらない;(やりたいが)できない。なかなか実行に移せない。
ゆだき;面倒くさい

【全訳】

A;「庭の草をとらないと、駄目だとおもっているけど、なかなか実行できないなー。」
B;「ですよねー。わかってはいるけど、面倒くさいですねー。」
A;「ようですよね。しかし、草がのびれば見栄えが悪いので、
やっぱりやらなきゃいけないんだよなー。」
B;「はは。すごいですね。うちは伸ばし放題です。そのまんま。」

くいまらん。
ものぐさ、やる気のなさ、けだるさ、気合いを入れない南国の風土がもろに出ている単語です。
面倒だったり、忙しかったりして、やるべきことが実行に移せない状態を形容しています。

やらなきゃいけないと思っていても、実行に移せない。
そんなことって日常茶飯事ですよねー。
精神分裂してるんじゃないかって、マジ落ち込むことも多々あります。
やればいいのに、なぜかできない。

例えば、
間近にテストがあるのに、勉強する気がしない。
間近に大事な面接があるのに、その会社の下調べをしようとしない。
等々。

そう思うと、この精神分裂状態を肯定的に表現しているこの「くいまらん」は、
結構奥深い、暗さを明るくする単語かなーと思います。

南国の人間は、こういった言葉に救われ、
本当の精神分裂にならずにすんでるんじゃないかと思います。

うーん。方言、あなどれず!


次回は、姉妹語のような【のさん】です!