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2012年6月29日金曜日

中英日三カ国語ニュース-US Supreme Court upholds healthcare law-

自由時報 – 2012年6月29日 上午4:24
美醫改法合憲 歐巴馬連任利多

五比四 最高法院支持歐版醫改法

〔編譯張沛元、陳維真/綜合報導〕美國聯邦最高法院二十八日就歐巴馬總統版的醫療保險改革法是否違反美國憲法做出重大裁示,大法官以五比四的表決結果,裁定這項攸關所有美國人未來數年健康醫療保障的「病人保護暨可負擔照護法」(PPACA)中,最關鍵也是爭議最大的強制投保規定並未違憲。此一結果堪稱歐巴馬在大選年的一大勝利,反對該法的共和黨隨即發表聲明,強調要挽回國家於財政崩潰的狂瀾,只能寄望十一月的總統大選。

強制投保未違憲

這是繼二千年美國總統大選計票爭議以來,最受全美矚目的最高法院判決。歐巴馬推動的醫改法是美國醫療保險制度近五十年來的最大變革,也是歐巴馬第一任總統任期的最重要政績,目的在於將三千多萬原本沒有保險的美國人納入醫保,降低不斷攀升的醫療支出,但遭共和黨人反對,理由是此舉將會擴大政府赤字,且該法強制所有人納保的規定,形同擴大政府干預人民生活的權力,有違反美國憲法之虞。


保守派首席大法官意外支持

九名最高法院大法官在美東時間二十八日上午十時(台灣時間同日晚間十時),就這項被共和黨戲稱為「歐巴馬版健保」(Obamacare)是否違憲做出裁示。保守派的首席大法官羅伯茲出人意料,支持另外四位自由派大法官的見解,將未按規定投保的罰則解釋為一種稅,而聯邦政府徵稅並未違憲。

不過,大法官認為,國會在該法中納入要求各州擴大對低收入人口提供聯邦醫療補助(Medicaid)的條款,超越憲法賦予職權,聯邦政府不能以州政府是否擴大Medicaid做為統籌分配預算的理由。

歐巴馬的醫改法在爭取最高法院大法官支持時面臨苦戰,因為總共九名大法官中,由共和黨籍總統提名的保守派剛好比由民主黨籍總統提名的自由派多一人,而保守派大法官稍早在口頭詰問中提出的問題,顯示他們對歐巴馬醫改法是否合憲存有疑慮。




NHK Jun. 28, 2012 - Updated 22:36 UTC (07:36 JST)
US Supreme Court upholds healthcare law



The US Supreme Court has upheld President Barack Obama's healthcare reform law.

The court ruled on the legislation on Thursday. It said the individual mandate that requires Americans to buy health insurance or pay a fine, is constitutional.

26 states had challenged the law. They claim the individual mandate surpasses the authority of Congress and is unconstitutional.

Americans must buy medical insurance on an individual basis. As a result, one in every 6 people is uninsured in the United States.

The legislation Obama signed into law 2 years ago is designed to allow every citizen access to medical coverage.

The reform has come under strong criticism mainly from conservative Republicans who are concerned it may lead to future tax hikes.

The court's verdict means that healthcare reform will remain in place. The administration has called it the signature accomplishment of Obama's presidency.

The opposition Republican Party is expected to continue promoting its policy to repeal the law. Political campaigning will make it a key issue prior to the presidential election this autumn.



NHK 6月29日 7時4分
米 医療保険改革法に合憲判決



アメリカのオバマ政権が最大の成果と位置づけている医療保険改革法について、全米の20余りの州が「国民に保険の加入を義務づけるのは憲法違反だ」として撤廃を求めた裁判で、連邦最高裁判所は、憲法違反には当たらないとする判断を示しました。

これによって、医療保険改革は引き続き推進されることになりますが、野党・共和党は法律の撤廃を目指して、大統領選挙に向けてさらに激しい選挙戦を繰り広げるものとみられます。

この裁判は、オバマ政権が2年前に成立させた医療保険改革法について、全米の26の州の司法長官らが「国民に保険の加入を義務づけるのは連邦議会の権限を超えており、憲法違反だ」として、撤廃を求めていたものです。

これについて、ワシントンの連邦最高裁判所は、28日、加入の義務づけなど、法律の主要な部分について憲法違反には当たらないという判断を示しました。
原則として、個人が民間の医療保険に加入しなければならないアメリカでは、国民の6人に1人が無保険の状態で、オバマ大統領は国民に医療保険を行き渡らせることを目指して改革を行いました。

これに対し、将来の増税につながるという懸念や、国民に対する政府の行き過ぎた関与だという抵抗感などから、共和党の保守派を中心に根強い反発があり、民主党支持者を中心とした改革を支持する人々との間で社会を二分する激しい対立を生み出してきました。
判決は、オバマ政権が最大の成果と位置づけてきた改革を認めるもので、医療保険改革は引き続き推進されることになります。

しかし共和党は、制度の撤廃を目指すことを原動力に秋の大統領選挙に向けてさらに選挙運動を活発化させるとみられ、再選を目指すオバマ大統領との間で激しい戦いが繰り広げられるものとみられます。

『三ヶ国語キーワード』
合憲[he2xian4] = constitutional = 合憲


『単語』
constitutional;合憲の
surpass;~を超える
repeal;廃止する

『一言』
日本人からすると、「えっ。アメリカって、保険に入ってない人ってそんないるの?」
という感じですが、
オバマ大統領が当然に思える皆保険制度を作り、
しかし、それが裁判になるという不思議なニュースです。
結果合憲のようですが、
別のニュースでは、国民の半分以上が未だに反対している、とありました。
自由を愛するアメリカ。
強制されることは、死ぬほどイヤなんでしょうね。



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