作者: 藍孝威╱香港報導 | 中時電子報 – 2012年9月9日 上午5:30
12萬港人反國教 持續抗爭 特首讓步改政策
中國時報【藍孝威╱香港報導】
就在香港立法會選舉投票前一天,七日約十二萬名香港市民包圍政府總部、反對香港中小學推行國民教育後,香港特首梁振英昨日做出重大讓步,宣布由學校自行決定是否開辦國民教育及如何實施,也取消三年後必須實施的最後期限。
這也是繼二○○三年五十萬港人上街,讓港府擱置涉嫌限制言論自由的基本法廿三條立法後,港府再次因大規模示威而撤回爭議施政。
香港許多家長教師聞訊後表示,以學生為主的香港各界上街頭反對國民教育,是一場身體力行的公民教育。
梁振英與政務司長林鄭月娥、教育局長吳克儉及開展德育及國民教育科委員會主席胡紅玉,昨天傍晚六點多臨時舉行記者會。梁振英表示,他近日不斷與學校及專業團體討論,了解他們對國教科的意見,清楚知道反對人士的憂慮。他考慮各方意見後,決定修改政策。
梁振英表示,學生透過教育認識國家是天經地義的,考慮到社會上不同意見,因此讓學校以專業來決定如何處理,「大學團體還有學校可以自行決定接受開展德育以及國民教育科,可以自行決定是否獨立成科,還可以自行決定科目的方式以及時間。」
梁振英明確宣告,在新政策下,「不存在三年後必須推行此科所謂的死線」。記者提問,為何不完全撤回國教科?梁振英反問:是否支持國教科的學校全部都取消課程,才叫做「撤回」?他也呼籲,香港是個多元社會,如果有學校決定推行國民教育,也希望外界不要干擾。
NHK Sep. 8, 2012 - Updated 19:12 UTC (04:12 JST)
Hong Kong backs down on "patriotism classes"
Hong Kong's government has backed down from introducing compulsory patriotism classes at schools amid strong protest from parents and teachers.
Chief Executive Leung Chung-ying convened a sudden news conference on the eve of Sunday's legislative election.
He said he would let each school choose when and how to introduce the "national education" rather than obliging them to implement it in a defined manner.
The Hong Kong government had said it would make the patriotism classes compulsory in 3 years for elementary and junior high schools. In some schools the classes already started with this month's new semester.
The plans of the semi-autonomous government were aimed at fostering a sense of Chinese patriotism.
But thousands of Hong Kong people have been staging rallies around the government building. They say the classes would portray the Chinese political system in a purely positive light.
With the Legislative Council election ahead, the issue has caused an increase in support for political groups critical of the central government.
The NHK correspondent says the policy change is aimed at preventing significant gains for the pro-democracy camp at the election. He adds this could be a setback for Leung's government as the Chinese government was keen to implement the nationalist education program.
NHK9月9日 0時5分
香港 愛国教育必修化を撤回
香港政府は、中国政府が重視する愛国教育をすべての小中学校で必修化する方針でしたが、市民の強い反発を受けて撤回に追い込まれ、中国政府も事態を注視しているものとみられます。
香港政府は、子どもたちに中国人としての愛国心を高めさせるための教育を3年かけてすべての小中学校で必修化する方針を打ち出し、一部の学校では今月始まった新学期でさっそく導入されました。
これに対し、「中国の体制を美化する教育が行われるおそれがある」などとして、学生や保護者の団体などが政府の建物の周辺で連日、数千人規模の抗議集会を開いています。
9日投票の議会にあたる「立法会」の選挙でも、この問題が最大の争点となり、中国政府に批判的な「民主派」が市民の強い反発を追い風として支持の拡大を図ってきました。
こうしたなか、香港政府のトップの梁振英行政長官は8日夜、急きょ記者会見を開き「愛国教育を行うかどうかは学校に任せる。3年後の必修化の期限はなくす」と述べ、愛国教育の必修化の方針を撤回しました。
立法会選挙の投票を前に、民主派の勢いをそぐねらいがうかがえますが、愛国教育の必修化は中国政府が重視しているもので、民意に屈する格好で撤回に追い込まれたことは香港政府にとって大きな失点といえ、梁長官の後ろ盾となっている中国政府も事態を注視しているものとみられます。
『同意語』
國民教育=patriotism classes=愛国教育
讓步=backs down=撤回
the classes would portray the Chinese political system in a purely positive light
中国の体制を美化する教育が行われるおそれがある
『単語』
聞訊;[wen2xun4]噂を聞く
天經地義;[tian1jing1di4yi4]四字熟語で、絶対に正しい道理、至極当たり前のこと
干擾;[gan1rao3]邪魔をする、妨害する
convene;を召集する
autonomous;自治権のある
foster;を育成する
stage;を企てる、計画する
『一言』
中国政府による香港での愛国教育が具体的にどんな内容かは判りませんが、
イギリス流の教育を受けてきた香港人にとって、許しがたい内容だったんでしょうねー。
問題
愛国教育したら、どうなるんでしょう?
回答
「中国の体制を美化する教育が行われるおそれがある」
問題
そもそも愛国心って何なんでしょう?
回答
自分の国を愛し、国の名誉・存続などのために行動しようとする心、祖国愛。
昔防衛大学を受験したことがあって、その時の小論文試験の題目が「愛国心について」でした。
何の不自由なくぬくぬくと育った生意気盛りの高校生の私にとって、
その古めかしい「愛国心」の言葉は、かなりのショックでした。
”うわっつ。何?アイコクシン?今時、古すぎじゃない?”
”これって、戦争を肯定するってこと?”
たぶん、自虐的な歴史をいつのまにか学んでいたんだと思います。
「愛国心=悪」みたいな構図ができてたような気がします。
でも、愛国心って、戦争だけじゃなくて、もっと身近ですよね。
オリンピックの時、やっぱり日本、応援したりしますもん。
今回の香港は、「愛国教育による中国の体制美化」を反対するもので、
愛国教育自体は、問題になっていません。
愛国教育は、是か非か?
ワカリマセン!
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