NewTalk 新頭殼 | 新頭殼 – 2012年7月5日 下午3:55
日本國會報告出爐 福島核災是人禍
由日本國會所任命的「福島核事故調查委員會」,針對去年311大地震引發的福島核災進行調查,委員會今(5)日公布調查報告,指出福島核電事故並非單純由地震與海嘯所引發的天災,而是政府與電力公司疏失所造成的「人禍」。
據BBC中文網報導,去年日本311大地震引發福島核災後,同年12月,各界專家組成了福島核事故調查委員會,擁有高度的調查權限,花了數個月的時間,終於在今天公布最具權威的結論報告。
這份多達600頁的調查報告指出,福島第一核電廠當時「處於無法保證可抵禦地震或海嘯的脆弱狀態」,但東京電力公司及負責監管的原子能安全委員會卻未做出必要的防災準備。
報告中提到,前首相菅直人與政府官員在311地震發生後,應變遲緩,並過度介入事故處理,使核電廠方面必需分神應付,影響救災的進行。調查委員會批評,政府在居民疏散的過程中指揮不當,造成民眾避難的混亂。
報告批評,政府隱瞞災情狀況,未在第一時間提出輻射擴散與預測的數據,結果造成了更大的損失。報告中更提到「這次事故不是天災,是人禍。」對於日本政府的核災應對提出最嚴厲的指責。
NHK Jul. 5, 2012 - Updated 09:04 UTC (18:04 JST)
Report calls Fukushima disaster "man-made"
A Diet-appointed expert panel has released a report on the Fukushima Daiichi nuclear accident, calling it "an obviously man-made disaster."
The panel, set up by the Diet last December, submitted the more than 600-page report to both chambers of the Diet on Thursday.
The report says that for years there had been a number of missed opportunities to take steps to prevent the disaster.
It says willful negligence and self-serving inaction by both government regulators and plant operator Tokyo Electric Power Company left the Fukushima plant unprepared for the earthquake and tsunami.
The report also says the Prime Minister's office intervened in emergency work at the plant, causing a breakdown in the chain of command in the first critical hours of the crisis.
The report recommends the creation of a permanent Diet committee to oversee the work of nuclear regulatory authorities.
NHK 7月5日 14時16分
国会事故調 “明らかに人災”
東京電力福島第一原子力発電所の事故原因などの解明に取り組んできた国会の原発事故調査委員会は、5日、報告書をまとめ、衆参両院の議長に提出しました。
報告書は、歴代の規制当局と東京電力の経営陣の安全への取り組みを批判し、何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば今回の事故は「自然災害」ではなく、明らかに「人災」であるとしています。
国会の原発事故調査委員会は、5日、国会内で20回目の委員会を開いて、641ページにおよぶ報告書を取りまとめ、黒川委員長が横路衆議院議長と平田参議院議長に提出しました。
報告書では、今回の事故について、歴代の規制当局と東京電力の経営陣がそれぞれ意図的な先送り、不作為、または自己の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策が取られないまま3月11日を迎えたことで発生した。
何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、今回の事故は「自然災害」ではなく明らかに「人災」であるとしています。
また、事故当時の総理大臣官邸の対応について、発電所の現場への直接的な介入が現場対応の重要な時間をむだにするだけでなく、指揮命令系統の混乱を拡大する結果となったなどと指摘しています。
そして、国民の健康と安全を守るために規制当局を監視する目的で、国会に原子力の問題に関する常設の委員会を設置すべきだと提言しています。
一方、事故の直接的な原因について、報告書では、「安全上重要な機器への地震による損傷がないとは確定的に言えない」として、津波だけに限定すべきではないと指摘するとともに、特に1号機については、小規模な配管破断などが起きて原子炉の水が失われる事故が起きるなど地震による損傷があった可能性は否定できないと指摘しています。
そのうえで、未解明の部分が残っており、引き続き第三者による検証が行われることを期待するとしています。
『三ヶ国語キーワード』
人禍[ren2huo4] = man-made disaster = 人災
『単語』
疏失;[shu1shi1]手落ち
處於;[chu3yi2]~に置かれている
抵禦;[di3yu4]防ぎ止める
脆弱;[cui4ruo4]脆弱
應變;[ying1bian4]突発事項に対処する
遲緩;[chi2huan3]のろい
分神;[fen1shen2]気を使う
應付;[ying1fu4]処理する
不當;[bu4dang1]適当でない
隱瞞;「yin3man2]隠しごまかす
應對;[ying1dui4]応答する
嚴厲;[yan2li4]厳しい
指責;[zhi3ze2]非難する、指摘する
willful;意図的な
self-serving;身勝手な
inaction;何もしないこと、怠惰
regulatory;常設の
『一言』
そうですか。
やっぱり人災ですか。
地震の専門家でも想定できない巨大地震が、津波を引き起こした。
それにより、原発事故発生したので、
→天災
原子力は、人が発明し作った。当然あらゆるリスクを想定して作るべき。
しかし、原発事故発生したので、
→人災
の、どちらか悩ましいところですが、結局人災と結論付けたようです。
人災かー。