犬と一緒に散歩に行きます。
目的地は、4km離れた公園です。
私は、時速4kmでゆっくり公園まで歩きます。
犬は、元気なので、先に公園へ向かい、公園着くと、折り返し、また私の所に帰ってきます。
そしてすぐにまた、公園に向かい、私の所に来るとまた公園に向かいます。
犬は、常に時速12kmで走っています。
犬と私、同時に家を出発しました。
私が公園に着いたとき、犬の走った総距離はいくらですか?
解答
同時に出発して最初に犬と会う時間をX(時間)とすると、
私の歩いた距離
4X
犬の歩いた距離
20X
犬の走った距離は、8kmから私の歩いた距離を引いたものなので。
20X=4*2-4X
16X=8
X=0.5時間
二回目は、
20X=2*2-4X
16X=4
X=0.25時間
三回目は、
20X=1*2-4X
16X=2
X=1/8時間
・・・・・・・・・
犬の走った時間は、
1/2+1/4+1/8+1/16+・・・・・・
犬の走った距離は、
12/2+12/4+12/8+12/16+・・・・・・
あー。面倒。
もう、ムリ。。
しかし、もっと簡単な方法があります。
小学生でもできる簡単な計算方法は、
私が公園に到着するには、1時間かかる。
犬は、1時間の間ずーっと走っているので、
走った距離は、
12km/時間*1時間=12km !!
アラ、カンタン!!
数学的に、強引に、収束計算をすると、以下のようになります。
以下あるサイトからの抜粋。
例 無限級数
の収束・発散を調べ、収束するときは和を求めよ。
第 n 部分和 Sn=1+1/2+1/4+・・・+1/2n-1=2(1-(1/2)n) なので、
数列 { Sn } は収束し、n → ∞ のとき、Sn → 2 である。
したがって、無限級数は収束し、その和は、2 である。
(注意) Sn+1/2n-1 を順次計算して、Sn+1/2n-1=2 を示してもよい。
上記のことは、次のように図式化すれば、極限の計算を知らなくても納得できるだろう。
上記の無限級数は、無限等比級数(幾何級数)といわれる。
***************************
これから、
1/2+1/4+1/8+1/16+・・・・・・=1時間
12/2+12/4+12/8+12/16+・・・・・・=12km
となり、答えは当然同じです!
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